美山町萱葺集落見学会

58回卒の福沢紘子です。1011日は京都府美山町茅葺集落見学会に参加させて頂きました。私を含め15名の参加で、6月の新歓でお世話になりました先輩方ともまたお会いすることができ、とっても楽しかったです。

 午前中は矢ヶ崎さん(29回卒)と松本から参加された川上さん(22回卒)にご説明して頂きながら、集落内を見学しました。美山町は名前のとおり、自然が豊かで山が近くてすごくきれいな所で、辺りに広がるそば畑と茅葺き屋根の雰囲気がとても合っていました。茅葺き屋根は近くで見ると11本の茅が何層にも積み重な って整然と葺いてあり、重厚感がありました。私は中山小学校出身なので通学路には中山考古博物館があり、その敷地内に茅葺き屋根の竪穴式住居が建ててあったのですが、友達と内緒で茅をす?っと1本抜いて帰ったりしたこともあったなぁと思い出しました。(本当はもちろんいけないことです(×o×;)ごめんなさい↓↓)
 建物内は壁も柱もすごく丈夫で、炉から火の粉が天井に飛んでいくのを防ぐ小天と呼ばれるものが作ってあったり、寝るときに敷くワラが隣の部屋にはみ出さないように寝室の敷居を高くしてあるなど、色々な工夫がなされていてすごいなぁと思いました。


 お昼に茶そばを頂いた後、日本最古の農民家である石田家住宅を見学しました。1階建ての素朴な感じで、趣きのある建物でした。そこで説明をして頂いたおばさまと少しだけお話をしたのですが、「高校が同じってことでこんなに幅広い歳の人が集まれるなんて大家族みたいでいいわねぇ」とおっしゃっていました(e^^e )

 美山はひとりでは絶対に行けない所なので、今回参加させて頂けて本当に良かったです。バスの中も、川上さんに長野県にある5つの国宝建築物はなに?日本3大美林は?など問題を出して頂いたりして、にぎやかでとってもいい雰囲気でした。

 京都駅で一旦解散した後は、10人程残ってホテルでコーヒーを飲みながらお話をしました。ケーキセット、ごちそうさまでした。先輩方の深志の思い出話を聞いたり、今後の進路に関してなども相談に乗って頂けたりしてとても楽しかったです。
 その後私は、本木さん(18回卒)、宮坂さん(28回卒)、矢ヶ崎さん、とご一緒させて頂き、河原町でお酒をごちそうになりました。ビールをいっぱい飲みながら先輩方のお話を聞けてとっても良い勉強になりました。

 新歓に引き続き、みなさんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。また次の機会もぜひ参加させて頂きたいと思います。これからもよろしくお願い致します。(深志58回卒・福沢紘子)

 

事務局追記:若い福沢さん(58回卒)に美山見学会の報告文を書いてもらいました。今回参加者中最年長の田中さん(8回卒)が「(福沢さんと)五十年違や半世紀か、俺たのころの五十年先輩ていや日露戦争のころだでなあ」とおっしゃっていたのが印象的でした。
 (参考)長野県にある五つの国宝建築物:松本城(松本市)、善光寺本堂(長野市)、仁科神明宮(大町市)、安楽寺八角三重塔(上田市)、大法寺三重塔(青木村)
 三大美林:木曽ヒノキ、秋田スギ、青森ヒバ